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2007年4月 8日 (日)

0008 メイドロイド™の、造形の調整

 メイドロイド™の造形の調整を進めます。
 これは、大変難しく、なかなか思うような結果が出ません。
 特に、頭部は未解決の問題が山積みでございます。

 等身大の人間の顔をした造形物は、大変難しい問題がございます。
 簡単に申しますと、リアルな人間の顔にいたしますと、怖いものになります。
 かと言って、アニメキャラクターのフィギュアのような造形にしましても、等身大に拡大した途端に怖くなります。
 リアルにすればするほど、死体に似た怖さが出ます。
 アニメキャラクターの造形は、人ならざる者の異形の怖さが出ます。
 どちらも意味こそ違いますが、生命の危機を感じる生理的な怖さがございます。

 特にアニメキャラクターのフィギュアの場合は、デザイン時の「省略」と「記号化」に加えて、小さなサイズでのみ成立する「立体化解釈」で構成されております。
 これをそのまま等身大に拡大いたしますと、面の間延びと、パーツバランスの不自然さが表面化し、見慣れた人間の顔立ちとの差異も強く意識されるようになります。
 例えば、小さなフィギュアでは気にならなかった目の大きさや眼球のRが、等身大になると大きな違和感となって現れるわけです。
 この小さなサイズで見る前提での解釈というのは、大変難しい要素でございます。
 模型の老舗、タミヤ模型のプラスチックモデルでは、実物の図面を元に、ミニチュアサイズ用のディフォルメが行われてすると言われております。
 実物通りの寸法を正確な縮尺で模型にいたしますと、ミニチュアサイズでは本物を見る時とは視点や視差の違いから見た目のイメージが狂ってしまうとの事で、縮小する時にはその影響を見越して形の調整を行うとの事です。
 他の模型企業でも、ディフォルメ作業だけをタミヤ模型に外注する事もあるほど、特殊なノウハウの作業なのだそうです。
 そういった要素もあるのでしょうか、アニメフィギュアのデザインをそのまま拡大すれば良いというものではないようです。
 以前、初めてワンダーフェスティバルにおいて〈新世紀エヴァンゲリオン〉の“綾波レイ”の等身大フィギュアが公開されました折りに、間近で拝見して怖かった記憶があります。
 その後、等身大フィギュアは沢山登場されましたので、今こそ多少は見慣れもしましたが、それでも実物を目前で拝見しますと、大なり小なり違和感を感じる事が多々あります。
 不二家のペコちゃんや、薬局のケロヨンのディスプレイも、大きな立体物を目の前で見ると、大なり小なり怖さを感じます。

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 この問題に関しては、まだ決定的な解決策は見つかっておりません。
 こればかりはいくら頭で考えましてもどうする事もできませんので、自分なりの解釈と、推測と、計算で、実験しながら進める事にいたします。
 もともと私は造形力に長けているわけではありませんので、緻密な計算をしたところで結局は成り行き任せになってしまう面も大きくございます。
 こだわりすぎない所に仮の目標を想定して、手の届いた所で良しとする事にしましょう。
 いつまでも見えない答に向かっていては完成しませんので、まずは出来た所で仕上げようかと思います。

メイドロイド原型20070408_00メイドロイド原型20070408_03

 試しに、メイドロイドの二次原型を、当初想定した身長140cmの高さに懸架して様子を見ます。
 ボリューム感が、想像以上に小さく感じられます。
 それもそのはず、女児にして10歳前後の平均身長(昭和60年度統計保険調査)に近い数値ですから、無理もありません。
 小さい方が取り扱いは簡単なのですが、見た目のインパクトがもう少し欲しい気もします。
 以前制作しましたスセロティーナは身長160cm以上ありましたので、輸送も運用も取り扱いは面倒でしたが、見た目のインパクトには確かに押しがありました。
 現段階では、脚の長さをリアルなバランスに近く想定しておりますので、プロポーション的には、まだ脚を長くする余裕はあります。
 しかし、脚を伸ばしますとサーボモーターのトルクの方が心配になります。

 実際に組まないと分からない面もありますので、当面は140cmで進めておいて、様子を見ながら考える事にしたいと思います。

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