0023 キャラクターモデルの可能性
先日、ワンダーフェスティバルで、メイドロボ・メイドロイド™を既存のアニメやゲームのキャラクターの等身大ロボットとして制作する事は可能かと言う質問を頂きました。
現在のオリジナルデザインだけではなく、様々なバリエーションを制作するのは大変興味深いお話で、もし実現できれば色々な可能性の広がりも考えられます。
しかし、現実に可能かどうかというお話をしますと、決して不可能でこそありませんが、現在制作しております等身大サイズでは、ガレージキットに多くみられます1/6以下の小さなサイズに比べて原型と型の制作が少々大がかりになります。
また、このサイズでバランス良く原型を制作できる原型師の方も、数が限られてきます。
そのため、ガレージキットのような考え方で数多くのバリエーションを制作するのは、やや困難であるかと思われます。
しかし、等身大という利点もごさいます。
メイドロイドを一種のカスタマイズドールと見立てて考えますと、既存の製品を利用してキャラクターを模す事が、容易に可能となります。
現在巷では、コスチュームプレイ、通称「コスプレ」と呼ばれる、キャラクターの衣装を身につける趣味が盛んになっております。
そして、そのコスプレに使用する衣装や頭髪、小道具などが数多く市販されております。
メイドロイドは等身大であるため、その、実際に人が着る衣装や小道具の多くがそのまま、または、リフォームを行う事で、着用が可能となります。
試しに、実際に市販されているコスプレ用の装飾品を試着させてみる事にします。
衣装は高価ですので、とりあえず頭髪とアクセサリーだけで様子を見てみる事にします。

こちらは、〈To Heart〉 というゲーム作品に登場する、“HMX-12 マルチ”というキャラクターのコスプレ用アクセサリーでございます。
このマルチのというキャラクターは、奇しくもメイドロイドと同じメイドロボットとの事です。

“HMX-12 マルチ”と言うキャラクターは目が緑色との事ですので、両方とも緑の目を入れております。
今のメイドロイドの設計身長は140cmを目処にしておりますが、脚をリアルな人間の長さに設定しておりましたので、キャラクターらしく脚を少し長めのバランスにいたしますと、設定の147cmに近づき等身大となります。

こちらは、〈新世紀エヴァンゲリオン〉と言うアニメ作品に登場する、“綾波レイ”というキャラクターのコスプレ用アクセサリーでございます。

“綾波レイ”は目が赤色との事ですが、手元にまだ赤い目の試作品ができあがっておりませんので、写真修正で赤くしてございます。
設定に近いバランスにするために更に脚を長めにとりますと、身長も設定の158cmに近くなり、等身大となります。

現在のメイドロイドの頭部は、アニメーションのキャラクターをフィギュア化する時の立体解釈とは、デザインのアプローチが異なっておりますので、そのままウィッグとアクセサリーを付けただけでは、いずれも元のキャラクターのイメージからは遠いものになっております。
しかし、髪の色と付属パーツだけでも雰囲気は大きく変わるようでございます。
現在よりアニメフィギュアに寄せたデザインのフェイス部分のバリエーションを何種類か用意すれば、もっとイメージに近い組み合わせが作れるやもしれません。
フィギュアデザインの顔立ちの等身大化は、『0008 メイドロイドの、造形の調整』でも申し上げました通り、まだまだ大きな課題が残されており、一筋縄で解決できるものではないでしょう。
しかし、好みのキャラクターにカスタマイズする事、それ自体であれば、市販アクセサリーや衣装が豊富であるため、決して難しい事ではないようでございます。
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